皆さんはうさぎとかめの話は知っているだろうか。
まあ知らない人はいないとは思うんですが、知らない方もいるかと思って念のため聞いておきました。
あくまで俺の考えですが、ウサギに油断がなければウサギが勝っただろと思う人が大体だと思います。
ですがそれが落とし穴なのです。
それでは俺の理論を書きたいと思います。
ウサギは器用な人間で、亀は不器用な人間と置き換えてみてください。
うさぎは自分の足の早さを信じすぎた。
これが大きな理由ですかね。
器用な人間に置き換えてみてください。
自分は出来がいいからといってあまりやらない人いませんか?
皆がみんなとは言いませんが、変に性能のいいものを持ってしまうとどうしても楽してしまう傾向があります。
だから性能が悪い人の方が回りに追い付こうと必死にやる。
これがどんどんさになりますよね。
気がついたときにはこの物語のような結末になってしまうわけです。
油断大敵のいい例ですね。
積み重ねたものの違いが出る。
早く先にいけるうさぎと、中々先にいけない亀。
どちらが苦労すると思いますか?
もちろんかめですよね?
簡単に越せないので、色々悩まされます。
でもこれにより考えなきゃいけない場面が出てくるため、その壁を越えた時は、考える力が備わります。
逆に簡単にいけるうさぎは楽してるぶん、何も身に付いていません。
短距離なら兎に死角はないです。
ですが長距離なら?
人生で考えてみればわかります。
10年間何も考えてない人と10年間試行錯誤してきた人で考えたとき、どちらが今後の人生で成功すると思いますか?
俺は当然後者です。
前者は、勢い任せでやるしか道がないので可能性は低いです。
だから昔落ちこぼれの人が昔の優等生を負かしたりすることがあるわけです。
うさぎみたいな人は挫折に弱い。
今まで楽してたぶん、どこかでその皺寄せが来ます。
得意の足の早さも、走っているうちに遅くなっていきます。
そして一度立ち止まってしまうと、もういいやと思う傾向にあります。
これがうさぎが寝てしまうシーンですね。
早くいくひとは楽してる人が多いため、楽することが身に付いています。
なので何かあるとすぐ楽しようとします。
なので何回やってもうさぎは楽することから逃れられません。
長年の積み重ねが悪い意味で出た一例ですかね。
気持ちが違う。
うさぎのようなタイプは何事もそつなくこなせる傾向があるので、あっさりとやめてしまいます。
逆に亀のように苦労した人は、簡単に諦めません。
それはそこまで行く過程で苦労してきているから。
楽したらそのぶんその物事に思い入れはない。
ですが苦労すればするほどその物事に対して思い入れがあります。
絶対諦めないと思っている人と別にどうでもいいと思っている人ではその後の成長に差がでます。
どんなに延びる速度が早くても諦めてしまえば伸びません。
しかもその性能に甘えているようでは時間が経つにつれ、まわりに抜かれていくでしょう。
以上の理由からうさぎは亀に勝てません。
今の日本にもこの話は役に立つと思います。
多数派に常に属して、少数派をバカにする人。
ありのままの自分でいたいから少数派に属する人。
この構図を表した話とも捉えられるのかなと思います。
要は楽を取るのか苦労しても自分を貫くかということが言いたいです。