気分屋ブログ

思いつきで書くこの日記。好きな人は好きかもしれない

久々に小説書いてみた。

「まじでさ吉田くんかっこよすぎでしょ」

「わかるわかるやばいよね」

友達と喋っているものの、いつもあたしの意識は友達には向いていない。

あたしの視線は、一人の人物を捉える。

あいつまた一人じゃん。

そんなに一人がいいのかな?

あたしは不思議に思った。

正直友達との会話なんて、どうでもいいからあいつと話したい。

でも話しかけると好きなのがバレそうだし・・・・・・

クラスの人間に何より噂されるのが嫌だった。

相沢康生、あたしと同じ高校2年の帰宅部

いつもつまらなそうに教室の窓から外の景色ばかり見ているやつ。

特に取り柄があるわけじゃないけど、何事もそれなりにはこなせるタイプみたいだ。

実際に聞いたわけじゃないけど、スポーツはそこそこ出来るみたいな噂を聞いたことがある。

勉強は、テスト返しの時にバレない様に見た。

60点から70点くらいの点数だった気がする。

まあちらっとしか見てないから確証はないけど。

あたしの名前は、宮野さつき。

勉強はあまり得意じゃないけど、スポーツは得意。

陸上の長距離が得意で、学年で(女子のみ)2番目に早い。

人とあまり関わるのは正直好きじゃない。

ただ自己主張が強いせいかグループのリーダー的ポジションになってしまう。

そしてなにより、大人数のグループのリーダー格にされるため、かなりだるい。

だから相沢の事が少なからず羨ましい。

こうなんていうか自由な感じがあたしはいいなって思う。

女子の人間関係なんて、ひとりになりたくないから口裏だけ合わせてるようなつまんない関係だし。

正直友達なんていなくていいのになんて思う。

でもやっぱあたしはそんなリスクを背負えるほど強くない。

だから結局いつもどおり。

休み時間は、気が付けば終わり5時間目の授業が始まる。

給食を食べた後の授業は正直、眠すぎて頭に入らない。

授業なんて聞く気にもならず、相沢に視線を向ける。

すると相沢と目があった。

思わずドキッとする。

でも相沢はどうでも良さそうに視線を逸らす。

その態度が少しイラっと来た。

そんなにスカした態度しなくてもいいのに。

後で嫌味言ってやろう。

 

放課後

「相沢話があるんだけど」

周りが帰りの支度をしている内に声をかけた。

相沢はめんどくさそうな感じでこちらを見ると

「なんだよ」

けだるそうな感じで要件を聞いてくる

「ここで話すと後々面倒だからついてきて」

そういって無理やり相沢を目的地まで連れていく。

「ちょっ・・・・・・おい・・・・・・」

少しテンパってる感じの相沢。

ざまーみろ。

目的地の空き教室に相沢を連れてきた。

「ここなら邪魔が入らないから」

「どうでもいいわ」

冷たい対応をされる。

まあいい対応なんて期待してないけど。

「話ってなんだよ」

冷たい眼差しでこちらを見つめ、少しとげのある言い方をする相沢。

「あっ・・・・・・そういわれると・・・・・・」

何を話すのか決めてなかったため焦ってしまう。

「えっと~・・・・・・」

うつむいて、必死で考える。

そんなあたしを見かねたのか相沢が口を開く。

「宮野っていつも俺の事よく見てるよな」

「げっ・・・・・・!」

衝撃の一言に顔が真っ赤になる。

バレてたのか・・・・・・

死ぬほど恥ずかしい。

「何びっくりしてんだよ」

「びっくりしてないし」

「お前女子グループで幅聞かせてる割に、意外と抜けてるんだな」

「うるさい。珍しく喋るなと思ったらからかってんの?」

「いや、もっとしっかりしたやつなのかと思ったらなんかやたらテンパるし、顔赤くなってるし、なんか間抜けっぽいのかなって」

この野郎!!

ここが戦場なら殺してるからな

悪気がなさそうに、ディスってくるのが心に刺さる。

それは本心を言ってるからなんだろう。

「いつもボケっとしてるあんたに言われたくない」

なんとか言い返そうとして言い返した言葉がそれだった。

もう予想外すぎて頭が回らなかったので、空き教室の扉をあたしは開け、その場から立ち去ろうとした。

「おっ・・・・・・おい」

あたしの行動に少し戸惑う相沢。

それに気にかけることなく教室に逃げ込み、急いで部活の準備をして、部室に向かった。

 

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