かなり昔どこかでカニが住んでいました。
いつだか忘れたけど、カニは道でおにぎりをみつけ、それを盗んで家に帰る途中
「おい、いいもん持ってんじゃねえかカニ太」
猿の猿田に呼び止められました。
猿田は柿の種を持っていて、カニ太に提案してきました。
「おいカニ太。この柿の種と俺のおにぎり交換しようぜ」
猿田はおにぎりが食べたかったので、カニ太から無理やりおにぎりを奪い、柿の種と交換してしまいました。
「俺のものは俺のもの。お前のものも俺のもの」
猿田はそう言い残して立ち去りました。
カニ太は腹が立ちながらもグッと堪えて、家に帰りました。
家に着くとカニ太は、柿の種を庭にまいて毎日水をあげました。
「こいつが実れば、一攫千金間違いねえな。早く芽を出さないとごみ処理場にお届けするぞ!」
カニ太のイケボと活かしたセリフで、みるみる芽が出てきました。
するとあっという間にたくさんの実ができました。
「天下統一するのは猿田ではなくこの俺だ」
カニ太は誰もいない庭でそんな決め台詞を吐き捨てました。
ところがまた猿田がやってきて、
「たくさん柿できてるじゃねーかよ。今木に登ってとってきてやるよカニ太」
そういって猿田は木に登って、柿を全部取って食べ始めた。
それに腹が立ったカニ太は、
「おいおい自分ばかり食べてないでこっちにも頂戴よ」
2ちゃんねらーのカニ太は、ネットじゃないので強く言えませんでした。
そういわれてイラっと来た猿田は、
「お前にはこれがお似合いだぜ」
渋柿をカニ太に思い切り投げました。
「ネットだったら・・・・・・俺の・・・・・・うが・・・・・・つよぃ・・・・・・」
それを知ったカニ太の子供たちがお母さんの復讐に立ち上がり、友達のうすおとはりかちゃんとくり杉さんにも応援を頼みました。
猿田のいない間に家に隠れ猿田を待ち伏せしました。
「あなた仇はとるわ」
「もちろんよ。首を切り落として、ごみ処理場に送ってやるわ!」
カニ太ファミリーとその友達は指揮を高めていた。
しばらくして、そんなこととはつい知らず、猿田が帰ってきました。
家に入ると、いろりの前に座りました。
「はっ、馬鹿ねそんなの想定済みよ!」
座った瞬間に焼けた栗を猿田のおしりに命中させました。
「あちゃぁぁぁぁぁぁぁあああああああ!!!ケツがやけるぅぅぅぅぅううううう!!誰の仕業だ出てきやがれ!!」
猿田は怒り狂いながら、水の入った桶のところに行きました。
「かあちゃんあいつ馬鹿だ。俺たちの策略にはまってやがるよ(笑)」
「しょうがないわよ。知性のないアホ猿らしいわ」
今度は蜂が猿田に襲い掛かりました。
「おい勘弁してくれよ!!俺は何も悪いことしてないだろ~!!」
猿田はみずがめのところに走ると、今度は、カニ太ファミリーとその友達がしたから出てきて、猿のことを包囲しました。
猿田は顔を真っ赤にして今にも飛び掛かってきそうなオーラを放ちいいました。
「お前らの仕業か。ならここでカニ太と同じ病院に送ってやる。」
そのセリフを吐いた瞬間、カニ太はあらゆる方向から攻撃されて、何もできずにボコボコにされました。
「この俺が負けるわけないだろー!!」
猿は家から急いで逃げました。
決死の猿田の抵抗をうすおが頭上から勢いをつけて、勢いよく下にだいぶアタックをかましました。
抵抗むなしく猿田は吹き飛ばされました。
「・・・・・・・ぐぉああああっ」
それからしばらくして猿は目を覚ましました。
「あんた何か言うことはあるか」
カニ太の奥さんのドスの聞いた声での一言に猿田は、
「もうこんなことしません。ごめんなさい。二度とカニ太さんに危害を加えません」
虫の息の猿田は必死に謝りました。
めでたしめでたし。
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